「高校物理の発想の基本」
物理の運動の問題で2つの互いに運動する物体の問題を解く場合は、運動座標系を変えて見方を変えると問題が易しくなります。以下の例は、そうすることで問題が易しくなる例の問題です。
【問題】
上図のように滑らかな水平面上に質量Mの斜面が置かれていて(斜面は押されると水平面上を動く)、質量mのスケートボードが速度vで斜面Mに侵入する場合を考えます。
(1)このときスケートボードmが斜面Mを登って最高地点に達して斜面Mに対して静止した場合に、スケートボードmの重心が上昇する高さhを求めよ。
(2)スケートボードmが斜面Mを逆行して斜面から下りた位置での運動速度と、そのときの斜面Mの運動速度を求めよ。
【解答】
この問題は、スケートボードMと斜面mとの全体の重心が運動する運動座標系で、以下の図のように考えます。
全体系の重心の運動座標系で見ると、上図のように、先ず、スケートボードmと斜面Mが互いに向かって運動し、スケートボードmが高さhのところまで斜面を登ったら、互いに静止し、その後に、スケートボードmが床に達して斜面Mから離れたら、スケートボードmも斜面Mも最初とは逆方向に運動して互いから離れていきます。
スケートボードmの高さhの位置エネルギーは、最初のスケートボードmと斜面Mの運動エネルギーの合計に等しいです。
そして、スケートボードmが床に達して斜面Mから離れたら、スケートボードmも斜面Mも最初とは逆方向に運動して互いから離れていく速度を静止座標系で観察したら、下図のよう見えます。
【リンク】
「高校物理の目次」
物理の運動の問題で2つの互いに運動する物体の問題を解く場合は、運動座標系を変えて見方を変えると問題が易しくなります。以下の例は、そうすることで問題が易しくなる例の問題です。
【問題】
上図のように滑らかな水平面上に質量Mの斜面が置かれていて(斜面は押されると水平面上を動く)、質量mのスケートボードが速度vで斜面Mに侵入する場合を考えます。
(1)このときスケートボードmが斜面Mを登って最高地点に達して斜面Mに対して静止した場合に、スケートボードmの重心が上昇する高さhを求めよ。
(2)スケートボードmが斜面Mを逆行して斜面から下りた位置での運動速度と、そのときの斜面Mの運動速度を求めよ。
【解答】
この問題は、スケートボードMと斜面mとの全体の重心が運動する運動座標系で、以下の図のように考えます。
全体系の重心の運動座標系で見ると、上図のように、先ず、スケートボードmと斜面Mが互いに向かって運動し、スケートボードmが高さhのところまで斜面を登ったら、互いに静止し、その後に、スケートボードmが床に達して斜面Mから離れたら、スケートボードmも斜面Mも最初とは逆方向に運動して互いから離れていきます。
スケートボードmの高さhの位置エネルギーは、最初のスケートボードmと斜面Mの運動エネルギーの合計に等しいです。
そして、スケートボードmが床に達して斜面Mから離れたら、スケートボードmも斜面Mも最初とは逆方向に運動して互いから離れていく速度を静止座標系で観察したら、下図のよう見えます。
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